TOEICでスコアアップを目指すには、 どれくらいの勉強時間が必要なのか?

先日から少しずつ勉強時間を取って
TOEICのリスニング対策を始めました。

今のところリスニングの教材を
1日1セクションずつ聞いているだけなんですけど、
徐々に他の勉強も始めていきたいなと思っています。

ところで、
TOEICでスコアアップを目指すには、
どれくらいの勉強時間が必要なのか?

という議論があります。

この議論はTOEICに限らずどんな試験にもつきものです。 

僕が以前勉強していた法律の国家試験でもまったく同じ。

「1日何時間勉強すれば合格できるか」とか、
「合格者は1日最低何時間勉強している」とか。

試験の結果を勉強の成果と捉えたとき、
そこにたどり着くまでに必要な努力の量の目安として、
勉強時間は早く分かりやすい基準なので、
こういう議論が出てくるのはある意味当然なのかもしれませんね。

では、本当にTOEICのスコアアップと勉強時間には
何らかの関係があるのでしょうか?

今日はTOEICのスコアと勉強時間の関係について調べてみました。

TOEICのスコアと勉強時間の関係:実際どうなの?

僕は4月10日にTOEICを初めて受験して以来、
TOEIC関係の本を買ったり、
ネットでいくつかサイトを見たりしています。

いくつかの本やサイトで調べてみたところ、
スコアアップに必要な勉強時間というのは、
本当に人それぞれバラバラのようです。

まあ、これが結論といえば結論です。

本当はこういう時に
これぐらいの勉強時間でこれだけスコアアップします!
と断言するほうがインパクトあるんでしょうけど、
色々調べた上での結論ですから仕方ないです。

ある本ではスコアを100点上げるのに
1日1~3時間の勉強が1ヵ月必要と書いてあります。

つまり、30時間~90時間ということです。

またあるサイトでは、
スコア400を500に上げるのに200時間、
スコア800を900に上げるのに400時間の
勉強が必要とありました。

この本とサイトのデータには、
100時間~300時間ほどの差があることになります。

かなり大きな差です。

なぜこのような結果になるのでしょうか。

それは、当然ながら、
データの対象となった人それぞれに個人差があるからです。

TOEICにもやっぱりあります「個人差」

元々の英語力や得意・不得意分野、
勉強の効率、記憶力、勉強法

などといった個人差です。

もともと英語力のある人が勉強した100時間と、
英語力のない人が勉強した100時間。

同じ100時間でも
この2人の100時間の勉強で上がる点数は
同じであるはずがありません。

したがって、どのような人のデータを取るか
によって結果は大きく変わります。

また「100点アップ」といっても、
スコア400を500に上げる場合と、
スコア800を900に上げる場合とでは、
人によって難しさが違うということもあります。

ある人はスコア400から500に上げるまで
勉強法が分からず苦労したけど、
それ以降は自分に合った勉強法が見つかり
トントン拍子に上がっていった、とか。

またある人は、
最初は簡単にスコアアップできたけど、
スコア800から900の壁を超えるのが大変だった、
とか。

こういう経験は、
どんな試験でも人それぞれ千差万別です。

TOEICは個人差が「ありすぎる」

特にTOEICは様々な人々が受験する試験です。

就職活動で使うために受験する大学生、
仕事で必要になったから受験するサラリーマン、
子育てがひと段落したから受験してみる主婦、
などなど。

基礎的な学力や勉強に使える時間、
今まで英語に接してきた環境、
試験にかける意気込み、
などの面で受験生間の差があまりに大きすぎます。

よく、スコアアップするには
何時間勉強しなければならないか

について書かれている記事を見てみると、
「もちろん個人差はありますが」
という断りがほぼ必ず書いてあります。

ただ、個人差があるのは当然ですが、
誰でも受験できて環境も目的も様々というTOEICでは、
個人差が「ありすぎる」と思うのです。

中学3年生だけが受験する高校入試や
高校3年生と浪人生だけが受験する大学入試とは違います。
(高校入試や大学入試でも個人差はもちろんありますけど)

つまり、
上のように様々な人々が受験するTOEICでは、
受験生の個人差が大きすぎて、
勉強時間を議論する意味がない
のではないでしょうか。

もともと個人差が大きいのに
勉強時間という物差しをスコアに結び付けて話をするのは
相当無理があると思います。

どうやって勉強時間を作っていかに効率的に勉強するか

TOEICと勉強時間について考えるときに大事なことは
スコアアップするために何時間かければよいかではなく
1日のうちどうやって勉強時間を確保して
その時間でどのように勉強するか

ということになるはずです。

僕も「何時間勉強したか」ではなく
「どうやって勉強時間を作っていかに効率的に勉強するか」
にこだわって勉強していきたいです。