TOEIC IPテストとは?気になる疑問を解決!

先日、久しぶりに高校時代の友人と会いました。

その友人は最近転職したそうで、転職先の会社では何年かに一度全社員でTOEICを受けなければならないんだとか。

一般的な「TOEIC公開テスト」ではなく会社の中で受ける「TOEIC IPテスト」の方でした。

ネットで見てみると、TOEIC公開テストとTOEIC IPテストの違いが知りたいとかTOEIC IPテストの結果って就活に使えるの?など、TOEIC IPテストに関する疑問が多く挙がっていました。

そこで今回は、TOEIC IPテストについて、一般的なTOEIC公開テストとの違いが分かるように書いてみようと思います。

ネット上でよく挙がっている疑問をあれこれと集めましたので、TOEIC IPテストに関する疑問点はここで解消しちゃって下さい。

なお、今回この記事を書くに当たってはTOEIC公式サイトを多く参照しています。

また、公式サイトに載っていないことに関しては、TOEIC運営団体である国際ビジネスコミュニケーション協会に直接電話して問い合わせをしました。

TOEIC IPテストとは

まず、TOEIC IPテストとは、企業や学校などの各種団体の内部で実施されるTOEICテストです。

TOEIC公式サイトによると、TOEIC IPテストとは「個人単位での受験ではなく、企業、団体、学校単位にてTOEICの各テストを受験できる制度」と書かれています。

会社の社員や学校の生徒など、団体内で英語力を図るためにTOEICを活用する際、テストの実施方法が2つあります。

1つは、通常実施されるTOEIC公開テストに団体として一括で申し込む方法で、一般の受験生と一緒に受験することになります。

そしてもう1つの実施方法がこのTOEIC IPテストで、日程や会場を団体が決めて実施します。

僕の友人の会社では、会議室で実施されるそうです。

TOEIC IPテストの問題用紙・回答用紙は、TOEICの運営団体から送られてきたものを使います。

ちなみにIPとは、Institutional Program(団体特別受験制度)の略です。

TOEIC IPテストはどんな内容なの?

これについてTOEIC運営団体に電話で問い合わせたところ、通常のTOEIC公開テストの数年前の過去問を使用するそうです。

ですので、基本的にTOEIC公開テストと同じ内容です。

つまり、リスニング(45分・100問)とリーディング(75分・100問)ということになります。

受験料はどうやって支払うの?

この点も電話で問い合わせたところ、受験料は受験生全員の分を団体に一括請求するそうです。

ですので、受験生個人が受験料を支払うかどうかは団体ごとに異なります。

団体が全額負担したり、受験生個人が一定額を負担したり。

また、受験生個人が負担する場合でも、受験前に団体に支払ったり、受験後に支払ったり。

僕の友人の場合は、会社で強制的に受験させられるため、会社が受験料を全額負担するそうです。

ちなみに、TOEIC IPテストの受験料は1人4,155円です。

TOEIC IPテストの結果はどうやって届くの?

TOEIC IPテストの結果は、団体宛てにまとめて郵送されます。

有料で個人宛てに郵送するサービスもあります。

また、インターネットで申し込みをした場合は、結果ファイルをダウンロードすることもできます。

TOEIC IPテストは就活や転職に使える?

せっかくTOEICテストを受ける訳ですから、そのスコアは就活や転職に使いたいですよね。

履歴書やエントリーシートにTOEIC IPテストのスコアを書いてもいいんでしょうか。

この点について、TOEIC公式サイトの「よくある質問」には以下のような記載があります。

Q、TOEIC公開テストとTOEIC IPテストのスコアは同じレベルですか?
A、どちらのテストを受験してもスコアの有効性に違いはありません。

Q、スコアレポートも公式認定証と同様に履歴書に書くことができるのか?
A、できます。ただし、提出先独自の指標を設けている場合があるため、スコアを活用する際には提出先へのご確認をお勧めします。
つまり、TOEIC IPテストもTOEIC公開テストと同じレベルのテストとして履歴書に書くことができるが、提出先に確認したほうがよいということです。

また、スコアを履歴書に書く場合は、TOEIC公開テストと区別するために「TOEIC IPテスト」と明記した方が良いと思います。

TOEIC IPテストに個人で申し込みたい

TOEIC公開テストではなくTOEIC IPテストを受けたい場合、個人で申し込みをすることはできるのでしょうか?

これもTOEIC公式サイトに記載があります。

TOEIC IPテストは、団体で申し込むテストです。
まずは、所属している団体で実施されているかご確認ください。

TOEIC IPテストの個人申込の受付は行っていません。
個人で受けたい場合はTOEIC IPテストではなく、TOEIC公開テストを受けて下さい、ということですね。

TOEIC IPテストの日程を知りたい

TOEIC IPテストは団体が日程や会場を自由に設定して実施するテストですので、日程は会社や学校など実施団体に問い合わせることになります。

いかがだったでしょうか?

TOEIC IPテストについての疑問がこのページで解消されれば嬉しいです。