せどり・転売で効果的な効果的な売り方として【セット売り】があります。
もし「せどりや転売を実践しているけど思ったように売れない」という悩みをお持ちなら、ぜひこのページで紹介しているセット売りの方法を取り入れてみてください。
なぜセット売りが効果的なのか
具体的なセット売りの方法に入る前に、そもそもなぜ、せどりや転売でセット売りが効果的なのか簡単に説明させていただきます。
せどり・転売でセット売りが効果的な理由は、単品販売と比べて魅力的に見えるため、買い手の購買意欲を高めることができるからです。
というのも、買い手は一度に複数の商品を買うことで、必要な商品を一度に手に入れることができる便利さが得られます。
単品では安くしか買ってもらえないものをセット売りにすることで、わざわざ他の商品を単品で買わなくてよいとうメリットを顧客に与えるわけです。
この場合、他の単品商品を買う手間が省けるというメリットが付加価値となります。
そして、この付加価値があることで、他の商品より売れやすくなるわけです。
また、セット売りは一度にまとめて商品をさばくことができるため、売り手にとって在庫の負担が軽減されるというメリットもあります。
このように、買い手だけでなく、売り手にとってもメリットがあるのがセット売りという方法です。
セット売りの注意点
以上のように、セット売りはメリットの大きな方法ですが、注意点も2つほどあります。
これを知らずに実践してしまうと失敗してしまう恐れがありますので、しっかりと頭に入れておいてください。
ニーズを把握しないと在庫リスクが高まる
1つ目の注意点は、ニーズを把握しないと在庫リスクが高まるという点です。
いくらセット売りに魅力があるとはいえ、買い手にとってニーズがなければ売れません。
これは、どのような手法のせどり・転売でも同じですよね。
セット売りが役に立つのは、あくまでもその商品自体に対するニーズがあるからです。
買い手にとっての魅力がゼロの商品をいくら集めても、魅力はゼロのままです。
セット売りの商品は、売れた場合に在庫が大きく減るメリットがある一方で、もし売れなければセットのまま在庫を抱えてしまうことになります。
この在庫リスクは単品販売の場合より大きいので、くれぐれも注意しましょう。
大量の在庫を抱えなくて済むように、過去の売れ行きなどをしっかりリサーチして、どのようなセットであれば魅力的になるのか考えながら実践するようにしてください。
全部そろわないと中途半端な売り方になる
セット売りにおける2つ目の注意点は、全部そろわないと中途半端な売り方になるということです。
これは特に漫画のセット売りの場合に起きることなのですが、全巻そろえようと思って集め始めたところ、どうしても安く手に入らない巻があったりすると、赤字になるリスクが出てきます、
かといって、全巻そろっていないまま売るのでは、セットになりきれず中途半端になってしまいます。
安く手に入れられない場合も、全巻そろわない場合も、セット売りの効果は半減してしまいますので、全ての商品をそろえることができるかは大事なポイントです。
この点も事前にリサーチして、品薄となっている商品がないか確認するようにしましょう。
セット売りの具体例
それでは以下で、せどり・転売で役立つセット売りの具体例をご紹介します。
漫画のセット売り
セット売りの代表は漫画です。
漫画はブック・オフなどの店舗でも、アマゾンなどのネットでも、単品商品が安く販売されており、それを集めてセット売りにしやすいからです。
そのため漫画のセット売りは、せどり・転売をやっている人の中でも比較的多くの人が実践しています。
私は、この漫画のセット売りを、あの有名バスケ漫画で実践済みです。
映画化もされたため今では単行本の中古価格も上がっていますが、以前は1冊100円だったので、31巻そろえて8‚000円~10‚000円ぐらいで売れていました。
1回あたり3,000円~5,000円の利益が出ていたので、自分でもかなりお気に入りでした。
有名な漫画だけあって、ブック・オフにもアマゾンにも安い単行本がたくさんありましたからね。
雑誌のセット売り
雑誌のセット売りもオススメです。
雑誌は漫画と違って、全巻をそろえる売り方ではなく、ニーズのありそうなテーマでセットにするという方法で売れていきました。
たとえば、特定のスポーツ選手や芸能人、特定のニュースなどを扱った雑誌を集めます。
その話題に興味がある人の中には、まとめて読みたいけど集めるのが大変だという人が一定数います。
そこに着目してセット売りすることで、雑誌を単品で売っている出品者より売れやすくなるのです。
私がセット売りをやっていた時は、野球もサッカーも日本代表を特集したスポーツ雑誌がいろいろ出ていたので、それをセット売りにしていました。
雑誌も漫画と同じく、単品で安く手に入れることができるので、しっかりと利益を出すことができます。
CDのセット売り
雑誌のセット売りと同じ考えで取り組めるのがCDです。
特定のアーティストのCDをセットにしたり、共通のテーマでまとめられるものをセットにしたりすることができます。
共通のテーマというのは、たとえば年代ごとのまとまりや、聞きたくなるシーンなどです。
これも、まとめて買う便利さゆえ、早く売れていきました。
季節商品のセット売り
季節に応じてまとめて買いたくなる商品もセット売りが有効です。
年間通してずっと必要というわけではないけど、ある季節になったらまとめて欲しい、またはまとめて必要になる商品はたくさんありますよね。
代表的なものとして、キャンプセットが挙げられます。
年中キャンプを楽しむ人もいますが、多くの人がキャンプに行くのは夏です。
ですので、夏が近づくにつれてキャンプセットの需要は高まります。
特にキャンプのようなイベントは頻繁に行うものでもないため、わざわざ新品をそろえなくてもいいという人は多いはず。
このようなニーズを上手にとらえることによって、キャンプシーズンに合わせたセット売りができるようになります。
このように季節ごとにニーズが高まる商品はキャンプ以外にもたくさん見つかるはずです。
年間のイベントをピックアップして、せどり・転売のターゲットになりそうな商品をリサーチしてみてください。
必要になる物をセットにするのもアリ
セット売りは中古ではなく新品で取り組むこともできます。
新品の場合、単品商品を安く仕入れて高く売ることはできませんが、セットにすることで新たな価値を生み出し、その価値によって高く売ることができるのです。
私は新品のセット売りを、車に取り付ける部品で実践していたことがあります。
ある部品を単品で売るのではなく、それを車に取り付ける際に必要となる金具をホームセンターで買ってきて、セット売りするわけです。
部品と金具の本来の合計金額より高く設定していたにも関わらず順調に売れました。
買い手にとっては、金具を買うためにわざわざホームセンターに行く手間が省けるからです。
これもセットにすることで価値が生まれる結果、売れやすくなるという理屈は、他の方法と変わりません。
要は、買い手が魅力を感じる価値を生むことができるかどうかです。
私が実践していた車の部品以外にも、セットで必要になる組み合わせは無数にあるはずです。
買い手の立場になって、いろいろリサーチしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
このページでは、せどり・転売で有効なセット売りについてご紹介しました。
アマゾンでも、メルカリでも、ヤフオクでも、セット売りを実践している人は多くいますが、どのようなセットにするかは人それぞれ。
つまり、この売り方は飽和することがありません。
ぜひ、あなただけの目玉となるセットを作り出して、売り上げアップにつなげて下さい!