TOEICの勉強をする際、まとまった勉強時間が確保しにくい人のために、勉強時間を確保する方法を3つご紹介します。
前回、TOEICのスコアと勉強時間は関係があるのか?という記事を書きました。
TOEICは受験生の個人差が大きすぎるので
何時間勉強したらスコアアップできるかという議論は
意味がないのではないか、と。
やはり勉強時間に関して大事なことは、
何時間勉強するかではなく、
どのように勉強時間を作って
その時間でどのように勉強するかだと思います。
時間は1日24時間。
これは皆平等です。
ただ、その24時間のうち、
勉強に使える時間は人それぞれ違います。
1日何時間も勉強時間が確保できる人もいれば、
1日30分しか確保できない人もいます。
勉強時間が確保しやすい人は
比較的ゆとりを持って勉強できますが、
勉強時間の確保が難しい人は
限られた時間の中で勉強しなければなりません。
少しでも多く勉強時間を確保することが
必要になってきます。
では、まとまった勉強時間が確保しにくい人は、
どのようにして勉強時間を作ればいいのでしょうか?
今日は手元にある本やサイトを参考にして、
僕自身の体験も交えながら
忙しい人のための勉強時間確保術をまとめてみました。
TOEICの勉強時間確保術1:スキマ時間の活用
忙しい人が実践している時間活用術で最も多いのが、
このスキマ時間の活用です。
スキマ時間とは、
用事と用事の間に生じた短い時間です。
代表的なものは通勤・通学などの移動時間。
サラリーマンや学生さんの中には、
電車やバスで通勤・通学している人も多いと思います。
その通勤・通学の時間を勉強に充てるという方法です。
テキストを読んだり、単語を覚えたり、
リスニング教材を聞いたり、
というのは電車やバスの中でも十分可能です。
また、主婦の方でも、
家事と家事の合間のちょっとした時間を
上のような勉強に充てることができると思います。
他にも、誰かと待ち合わせをしている時間、
ファミレスで料理が運ばれてくるまでの時間、
家で歯磨きをしている時間、などなど
探そうと思えば意外にたくさん見つかるものです。
上記の他に、僕が昔からやっているスキマ時間の活用は、
歩きながら勉強するという方法です。
といっても、
歩きながら本を読んだりする訳ではありません。
駅から仕事場まで歩く間に、
苦手な単語を覚えるようにしています。
駅で単語をチェックして、
それを仕事場まで歩く10分間、
頭の中で何度も繰り返し覚えるのです。
これは、法律の試験を受けている時に始めた方法で、
何か覚える時に今でもに活用しています。
当時は渋谷駅から8分ほど歩いて
仕事場に行っていたので、往復で約15分。
15分を暗記に使うのは、なかなか大変ですが、
歩きながら暗記していると
結構あっという間に時間が過ぎてしまいます。
その時間を使ってゴニョゴニョ暗記していました。
こんな話を聞くと
いちいちそんなことまで意識してやってられないよ!
と思われたかもしれません。
僕も最初はそうでした。
法律の国家試験の勉強を始めた頃に
こういう時間の使い方を聞いた時は、
そこまでする人いるの?と思っていました。
しかし試験の合格体験記を読んでから
考えが変わりました。
サラリーマンや主婦の方など、
まとまった勉強時間が確保しにくい人は、
上記の方法やその他のやり方で
勉強時間を工夫していたからです。
やっぱり努力している人は
こうやって勉強しているんだなあ、
と思わされました。
慣れないうちは大変に思われるかもしれません。
ですが、やってみると驚くほど色々なところで
時間が見つかります。
それだけ普段は時間を意識せずに
過ごしてしまっているということですね。
慣れてしまえばそんなに大変なことではないので、
一度試してもらえればと思います。
TOEICの勉強時間確保術2:To Do リスト
スキマ時間をさらに効率的に活用するために
使いたいのがTo Do リストです。
To Do リストとは、
やるべきことをピックアップしてリストにしておくものです。
やるべきことのリストがあれば、
ちょっと時間ができた時に
リストの中から勉強すべきことをパッと選ぶことができます。
例えば「テキスト○○ページの○○を復習する」とか、
「リスニング教材の○○から聞き直す」とか。
さらに、その勉強に必要な時間を大まかにでも書いておけば、
空いた時間に見合った勉強をすぐに見つけることができます。
僕は、5分で終わりそうなもの、
10分で終わりそうなもの、
15分で終わりそうなもの、
のように5分刻みで時間を分けています。
また、当然のことながら、
このTo Do リストを使うことによって、
「やり忘れ」がなくなります。
これは今度復習しようとか、
時間がある時にやろうと思っていても、
人間はすぐに忘れてしまいます。
やるべきことをリストにしておき、
やり終わったら消していく。
こうすることで、
後回しにしておいたことも、
忘れずにやることができます。
TOEICの勉強時間確保術3:朝型に切り替える
仕事や学校、家事が終わった後で
夜勉強しようと考えていても、
ついダラダラと過ごしてしまい、
結局何もせず寝る。
こんな経験ありませんか?
1日の活動が終わってから勉強しようとしても、
体が疲れているため、
なかなか勉強するのは大変です。
そんな時は朝型の勉強に切り替えてみましょう。
朝、疲れの取れた状態で勉強すれば、
頭もスッキリしていて勉強がはかどります。
何より、勉強するために早起きしている訳ですから、
気持ちの入り方が違います。
僕は高校時代、
毎日夜中2時に起きて朝7時まで勉強していました。
途中で眠たくなることもあるのですが、
すでに5時間ほど睡眠をとった後なので、
10分でも仮眠すれば、すぐに目が覚めるんです。
この朝時間の活用は、めちゃくちゃオススメです。
最初は15分でいいです。
いつもより早起きして勉強したという
気持ちの充実を得ることから始めてみましょう。
次第に、もっと早く起きたくなるはずです。
色々な分野の成功者の中に、
朝時間を活用している人が多いことも、
朝型の勉強の有効性を示していると思います。
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いかがだったでしょうか?
ここまで、僕が今までやったことのある
時間確保術を3つご紹介しました。
TOEICでも、忙しい人にとっては
時間の確保が重要課題となります。
できることから実践して
時間確保術を身につけて下さい!
勉強時間が確保できたら・・・
そして、勉強時間が確保できたら
あとは集中して勉強するだけ!
なんですけど・・・
集中力って、なかなか続かないんですよね。
でも・・・
せっかく勉強時間があるのにもったいない!
そこで、以下では
集中力が続かない人のためのTOEIC勉強法
について書いています。
方法はシンプル!
勉強時間を○○して
勉強の○○を変える
この2つだけ!
勉強時間はあるけど集中できないというアナタ!
時間は、どれくらい使うかという「量」の問題よりも、
どのように使うかという「質」の問題の方が遥かに重要です。
勉強は量より質を重視
僕もよくやってしまうことですが、
たっぷり時間がある時ほどダラダラと過ごしてしまい、
結局集中して勉強したのはわずかな時間
という経験はありませんか?
それよりも、勉強時間が1時間しかない時の方が
ガーッと集中して勉強できた、みたいな。
当然、ダラダラと過ごすよりも、
集中して勉強する方が力はつきます。
また、集中して勉強すると、
しっかり勉強できたという精神的な充実感も得られ、
勉強自体が継続しやすくなります。
ダラダラ過ごしてしまうと、
「あ~、自分は何やってるんだろう」と、
自己嫌悪になりかねず、
精神的に大きなマイナスとなってしまいます。
このように、勉強時間自体は短くても、
集中して勉強することを心掛ける方が利点が多いです。
ここで問題になってくるのが、
ではどうやって集中して勉強するか
ということです。
よく言われるように
人間の集中力はそう長く続くものではありません。
人間の集中力の持続時間に関する説は色々ありますが、
いずれにせよ何時間も集中力を維持することはできません。
したがって、集中力はそれほど長続きしないという前提で、
効率的に勉強することが大事になってきます。
勉強時間を細かく区切る
僕が実践している勉強法は、いたってシンプル。
集中力は長続きしないという前提で
勉強時間を細かく区切るという方法です。
例えば、1時間勉強しようとする場合、
1時間ぶっ続けで勉強すると
後半は集中力が途切れがちになってしまいます。
そこで、1時間の勉強時間を
最初から30分ずつに区切って勉強します。
30分勉強して10分休憩、
そしてまた30勉強、という感じに。
この勉強法のポイントは
最初から時間を区切るということです。
疲れたら休憩とか、集中力が切れたら休憩とかではなく、
30分勉強したら休憩するということを最初から決めておきます。
こうすることで
集中力を持続させるべき時間を最初から把握できるので、
気が付いたらダラダラ過ごしてしまうという失敗を回避できます。
集中力が30分も続かないなら10分でもいいです。
とにかく、まずはこの時間集中して勉強しようというのを
最初に決めておくことが大事です。
集中して勉強する時間を自分で設定してしまうので、
無理なく勉強することができるようになると思います。
勉強内容を変える
また、勉強時間を区切った上で、
勉強内容を変えるというのも有効です。
同じ内容を続けて勉強していると、
どうしても飽きてしまい集中力も落ちてきます。
そこで、勉強内容を変えることにより気持ちを変え、
飽きるのを防ぐことができます。
30分リスニングをやったら、
次の30分はリーディング、という感じです。
特に、まとまった勉強時間が取れる時ほど、
この方法はオススメです。
2時間や3時間、集中力を切らさず
同じ内容を勉強し続けるのは大変ですから。
僕は昔法律の勉強をしていた頃から、
勉強時間が1時間以上になる時は
意識的に勉強する科目を変えて
集中力を切らさないようにしています。
TOEICも勉強すべきことが多いので、
勉強内容を変える方法は役に立つと思います。
いかがだったでしょうか。
今回は、集中力が続かない人でもできる
TOEICの勉強法をご紹介しました。
勉強時間をうまく確保して、
集中して勉強することで、
忙しい人でも効率的に勉強できるようになると思います。
ぜひ、できる事から試してみて下さい。